年末になると社内も慌ただしくなり、仕事納めに向けて動き出す会社が増えてきます。
年の締めくくりで忘年会を行うことも大切ですが、仕事納めとして社内のお世話になった方々に一年の御礼をすることはもっと大切です。今回は忘年会の予約・・・ではなく、社内の方々に行う年末の挨拶について詳しくお話をしたいと思います。
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社内の挨拶回り
1年間の中でお世話になったのは取引先だけではなく、社内にも大勢いると思います。
お世話になった先輩や上司の方々に1年間のお礼を、気持ちを込めて伝えるようにしましょう。
挨拶は仕事納めの日に
取引先とは違い、社内の方々への挨拶は仕事納め日にするのが通例です。
仕事納めの日は通常出勤の日とは異なる場合もありますので、臨機応変に対応する必要がありますが、基本的には仕事を終えた定時後に挨拶回りをするのが良いでしょう。
挨拶対象はできるだけ広く
お世話になった方々を挙げだすとキリがなくなるかもしれませんが、先輩、上司、取締役、社長まで可能な限り挨拶をすることが望ましいでしょう。
ただし、取締役や社長などは仕事納めの日でも忙しくしていることが多く、場合によっては感謝の挨拶も邪魔になってしまうことがあります。TPO(時・場合・場所)をわきまえて挨拶回りを行うようにしましょう。もし上役の方々に挨拶ができる場合は、時間をとらせてしまうので、1人で伺うのではなく、同僚や先輩などと一緒に複数名で伺うのがベストです。
挨拶内容はしっかりと丁寧に
『親しき仲にも礼儀あり』という格言にもある通り、普段仲良くしてもらっている先輩にもしっかりと挨拶をしなければいけません。
挨拶の内容は形式にとらわれる必要はなく、自分の言葉で感謝を伝えるようにしましょう。
下記に普段私がお話をしている内容を紹介しますので、よかったら参考にしてみてください。
先輩への挨拶内容
上役の方々への挨拶ほど、硬い挨拶にする必要はありません。
感謝の気持ちがしっかり伝わるよう、元気に挨拶をするようにしましょう。
細かい点まで丁寧に教えて頂き、非常にためになる1年となりました。
来年もまたよろしくお願い致します。良いお年をお迎えください。』
上司への挨拶内容
部長や係長などのお世話になった部内の上司に挨拶をしましょう。
先輩ほど親しくはなっていないとは思いますので、程よく硬い内容で挨拶をした方が無難かと思います。
社長への挨拶内容
直接社長まで挨拶をする方は少ないかとは思いますが、お話をしておきたいと思います。
社長に挨拶をする場合は時間を取らせないために、簡潔に丁寧に話をする必要があります。
また大きい会社の場合、自分のことを知らない可能性もありますので、その点も含めて挨拶をすると良いでしょう。
今年一年間、大変お世話になりました。まだまだ1人前には程遠い未熟者ではありますが、来年は1人前の社員として活躍ができるよう、精一杯努めて参りたく思います。来年も何卒宜しくお願い致します。良いお年をお迎えくださいませ。』
メールでの挨拶は対象問わず丁寧に
年末の挨拶は直接会ってするのが通例ではありますが、都合上、どうしても会えないということもあると思います。
そういう場合はメールにて年末の挨拶をするようにしましょう。内容は先輩であれ上司であれ共通して丁寧な内容で書くのがベストです。記載例を下記に記載致しますので、参考にしてみてください。
件名:年末のご挨拶
本文:
○○部 △△様
平素は大変お世話になっております。
○○部の××でございます。
この度は年末のご挨拶でご連絡を致しております。
○○年も残すところ僅かとなりました。
今年は○○問題など、様々懸念すべき問題が発生致しましたが、
無事一年を乗り越えられましたのも、皆様の多大なご支援あっての
事でございます。大変お世話になりました。
来年もご迷惑をお掛けすることはあるかとは存じますが、
変わらぬご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
来年また皆様とお会いできることを楽しみに致しております。
それでは良いお年をお過ごしくださいませ。
○○部 ××
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おわりに
1年間職場で無事に過ごせたのも、社内の方々のフォローがあってこそです。
取引先だけではなく、社内のお世話になった方にはしっかりと挨拶をして、来年以降また気持ちよく一緒に仕事ができるように仕事納めの日を終えるようにしましょう!