2月の一大イベントといえば節分!
子供のころから豆まきをやってきた方も多いと思います。
しかしその豆まきには意外と知られていない由来や正しい方法があるんです。
でもなんで節分には豆を撒くのでしょうか?
今回はそんな豆まきについてお話をしたいと思います!
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そもそも節分ってなに?
節分はもともと季節の変わり目を表す言葉で、春だけでなく、四季すべての季節の変わり目に当てはまるものでした。
その中でも春を迎えることは一年でも非常に大切なこととされ、節分は春の訪れを表すようになったのです。
なんで豆を撒くの?
節分は幸福の訪れであると同時に、邪気が入りやすい時期でもあります。
そのため邪気を払い、幸福のみを招き入れるため、豆まきが行われるようになったのです。
なんで豆を使うの?
豆は昔から米に次いで神事で使用されるお供え物として使われてきました。
豆には穀物の神様が宿るとされ、その神様の力で邪悪な気を払うことができるのです。
また『豆を魔目(マメ)にぶつけて魔滅(マメ)を行おう!』という言葉にもかけられています。
さらに使用する豆は炒り豆が良いとされ、『炒る(射る)』という言葉にかけられているそうです。
いつ豆を撒くの?
豆まきをする日は立春の前日です。
2017年は2月4日が立春になりますので、その前日の2月3日にしましょう。
立春を迎えてから豆まきをしても遅いですからね!
使う豆の種類は?
使用する豆は『福豆』です。
福豆とは炒った大豆の事で、特別なものではありません。普通の大豆を炒って枡に入れ、神棚またはその年の恵方に供えておくとより効果が増します。
豆まきの作法
豆まきにも古来から伝わる正しい作法がありますので、ご紹介したいと思います。
ご家庭によってやり方は変わるかもしれませんが、一般的な方法をご紹介しましょう。
立春前日の夜に
鬼は夜にやってくるものとされていますので、夜に豆まきをしましょう。また必ず家族全員がそろってから豆まきをすることが大切です。
豆を撒くのは家主
ご家族の方々はお父さんが撒くようにしましょう。最近は家族行事になりつつありますので、家族全員で撒いてもいいかもしれません。
奥の部屋から順に
鬼はどこに潜んでいるかわかりません。奥の部屋から順に追い出し、最後に玄関で豆まきをすることですべての部屋の鬼を効率よく追い出すことができます。
鬼は外!
部屋の中から外に向かって豆を撒きましょう!大きな声で『鬼は外!』ということが大切です。
福は内!
部屋の外から中に向かって豆を撒きましょう!大きな声で『福は内!』ということが大切です。
最後は玄関で
全ての部屋が終わったら、最後に玄関で豆まきをしましょう。玄関は一番出入りの激しい場所ですので、三回繰り返しましょう。
豆を食べる
豆を撒き終わったら部屋の中に撒いた豆を食べましょう。食べる数は『年の数+1』です。その年の福を呼び込む行事ですので数え年分の数を食べるのが習わしです。残った豆は茶碗に入れてお湯を注ぎ、『福茶』として飲むことをオススメします!
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おわりに
さて今回は豆まきについてお話をしました!
正しい方法については意外とご存じない方が多かったのではないでしょうか。
ちなみに私が子供のころは、祖父が鬼の面をかぶって鬼役になり、妹と二人で逃げる祖父に対して小一時間豆をぶつけていただけで、『福は内』なんか一切しませんでした(笑)
本来のやり方で豆まきをするのもひとつですが、家族で楽しめる方法があるならそれはそれでいいかもしれませんね!